新人獣医、や新卒獣医師が動物病院で働き出して思うことは、知識の不足に直面することだと思います。
学校の勉強や、国家試験だけでは動物病院で臨床獣医師として勤務するのに十分な知識を得ることはできません。
新人獣医になってからこそ、より専門的な勉強が必要です。
しかし、新卒獣医や新人獣医は、給料は高くないですよね?
さらに、獣医の教科書、専門書は高いですよね。
そんな中で、少し古いですが、導入としては十分な教科書を安く販売しているサイトを紹介します。
ほとんどがちゃんとした書籍であるにもかかわらず、1冊4000円程度です。
獣医の分野でこの一冊さえあれば大丈夫、完全解説、網羅している教科書もあります。
また、時に全ての書籍が1000円になるキャンペーンが行われてたりもします。
特に新人獣医や新卒獣医師が、動物病院で働き始めると、知識不足に頭を抱えますよね。
学校で教わった知識、情報だけでは診察で生かせないことも多いので、卒業した後にこそ勉強が必要です。
安く良い情報を得るために、お金と時間を有効に使いましょう!
良い専門書を安く購入できるサイトを知っておくことは非常に重要です。
こんな方におすすめ
- 新人獣医、新卒獣医が買うべき教科書を知りたい!
- 教科書、専門書を安く買いたい!
- 獣医の書籍を安く購入できるサイトを知りたい!
ということがわかるので、ぜひ最後までお読みください。
私は、現在は獣医師として、主に整形外科手術を担当にして、働いています。
以前は東京大学で勤務し、学会でもアワード賞をいただきました。
その際に勉強になったおすすめの教科書をご紹介します。
詳しくは、『プロフィールや獣医師そらんの手術歴』をお読みください。
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管理者のプロフィール
こんにちは、獣医師そらあんです。 この記事を書いている私は、大学病院、専門病院、一般病院での勤務経験があり、 論文発表や学会での表彰経験もあります。 今は海外で獣医の勉強をしながら、ボーダーコリー2頭 ...
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Contents
獣医師必見!教科書、参考書、専門書、本を激安で購入できるサイト!
WAHA Online Shop
ずばり、こちらのサイトです。
WAHAの名称は、World Animal Hospital Association(世界動物病院協会)の略称で、獣医学の向上のため、獣医師のContinuing Educationを行うことを目的としております。
獣医業界に関するセミナーの開催や書籍の出版を手掛ける会社です。
WAHAという有名な団体が運営しているサイトで、
やや古い教科書ですが、それでも普段の診察で知っておくべき事柄がまとめられている本が飯場されています。
新人獣医師や新卒であれば、どこから勉強して良いか迷ったり、網羅的に勉強したいことが多いので、まずはここの本で勉強すれば間違いはありません。
こちらではLLL PublisherやBSAVAのシリーズがよく販売されています。
世界的ベストセラーとして有名なBSAVA(英国小動物獣医師会)シリーズは、臨床に役立つ様々な知見を多数のカラー写真、図表を用いて解説しています。
軟部組織外科や、眼科学、行動学、皮膚病、臨床病理学などの臨床家必読の情報が満載。
また、犬・猫だけでなくウサギ、フェレット、げっ歯類、爬虫類、観賞魚などのエキゾチックアニマルも網羅しています。
ほとんど常に書籍、DVD在庫売りつくしセール開催いており、低下の半分以下で買えることもあります!
WAHA Online Shopおすすめの書籍
教科書は安いけどどれを読めばいいかわからないよ!という方に向けて
私が実際に購入して、読んだ教科書の中で非常に役に立ったものを紹介します。
犬と猫の細胞学 カラーアトラスと解釈のためのガイド -第2版-
著/Rose E. Raskin
Denny J. Meyer
訳/作野幸考 横内博文
監/松原哲舟 松本薫
A4判 480ページ オールカラー
標本作製の基礎から免疫染色まで臨床医が必要とする細胞診についての知識を網羅!!
診察の際に、しこりができた、腫瘤がある、FNAの検査をする機会は非常に多いです。
そんな時に役立つ細胞診の本です。
犬と猫の細胞診の総てがこの一冊に!!
標本作製の基礎から免疫染色まで臨床医が必要とする細胞診についての知識を網羅!!
CONTENTS
1章 イントロダクション/2章 皮膚と皮下の病変:マス、嚢胞、潰瘍、瘻管/3章 鼻の滲出液およびマス/4章 口咽頭および扁桃/5章 眼とその関連構造/6章 外耳道/7章 皮下腺組織:乳腺、唾液腺、甲状腺、および上皮小体/8章 リンパ節/9章 滑液/10章 筋骨格系の細胞診/11章 脳脊髄液の分析/12章 腹水と胸水/13章 経気管および気管支肺胞洗浄/14章 肺実質/15章 肝臓/16章 脾臓の実質/17章 腎臓実質/18章 尿沈渣と尿路の細胞診/19章 オスの生殖道の細胞診/20章 腟/21章 直腸粘膜のスクレーピング/22章 末梢血のスメアー/23章 骨髄/カラー図解
定価 | 28,600円(税2,600円) |
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販売価格 | 7,700円(税700円) |
犬と猫の細胞診と血球診 -第3版-
Ronald D. Tyler
James H. Meinkoth
Dennis B. DeNicola
訳/斑目広郎
監/松原哲舟 松本薫
A4判 480ページ オールカラー
定価 | 20,900円(税1,900円) |
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販売価格 | 7,700円(税700円) |
診察の際に、しこりができた、腫瘤がある、FNAの検査をする機会は非常に多いです。
そんな時に役立つ細胞診の本です。
また細胞診だけでなく、骨髄検査や、血液塗抹検査も解説されています。
ベストセラーとなった『犬と猫の細胞診と血球診 第2版』の改訂版で、当時オクラホマ大学の病理学教室の教授であった
Dr. Cowellが、ANTECHへと移籍された後に著された本で、実際の臨床検査所でみられた細胞の確実な診断方法を
解説しています。
CONTENTS
1章 サンプル採取および標本作製/2章 細胞タイプと悪性腫瘍の基準/3章 主要感染性因子/4章 円形細胞/5章 皮膚および皮下の病変/6章 皮下の腺組織:乳腺、唾液腺、甲状腺および上皮小体(副甲状腺)/7章 鼻の滲出液および腫瘤/8章 口腔咽頭と扁桃/9章 眼球および付属構造/10章 外耳道/11章 リンパ節/12章 滑液検査/13章 骨格筋系の細胞診/14章 脳脊髄液の検査/15章 腹腔、胸腔、および心膜(嚢)腔の浸出液(貯留液)(腹水、胸水、心嚢(膜)水)/16章 気管および気管支肺胞洗浄液/17章 肺および胸腔内構造/18章 消化管/19章 膵臓/20章 肝臓/21章 脾臓/22章 腎臓/23章 尿沈渣の細胞診/24章 雄性生殖器の細胞診:前立腺、精巣および精子/25章 膣細胞診 /26章 末梢血塗抹標本/27章 骨髄
犬と猫の細胞診と血球診 -第2版-
著/ Rick L. Cowell
Ronald D. Tyler
James H. Meinkoth
訳/坂邊恵美子
監/松原哲舟
A4変形判 352ページ オールカラー
この本は、24名の各分野(臓器別)での最高の専門家が最新知識を呈示してくれており、この本こそ獣医細胞診の決定版であると言えます。
CONTENTS
1章 イントロダクション/2章 皮膚と皮下の病変:マス、嚢胞、潰瘍、瘻管/3章 鼻の滲出液およびマス/4章 口咽頭および扁桃/5章 眼とその関連構造/6章 外耳道/7章 皮下腺組織:乳腺、唾液腺、甲状腺、および上皮小体/8章 リンパ節/9章 滑液/10章 筋骨格系の細胞診/11章 脳脊髄液の分析/12章 腹水と胸水/13章 経気管および気管支肺胞洗浄/14章 肺実質/15章 肝臓/16章 脾臓の実質/17章 腎臓実質/18章 尿沈渣と尿路の細胞診/19章 オスの生殖道の細胞診/20章 腟/21章 直腸粘膜のスクレーピング/22章 末梢血のスメアー/23章 骨髄/カラー図解
定価 | 18,700円(税1,700円) |
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販売価格 | 4,400円(税400円) |
猫の関節手術と筋骨格系の疾患
K. Voss
S.J. Langley-Hobbs
訳/岡公代 伊藤暁
監/松原哲舟 松本薫
A4判 ハードカバー608ページ
定価 | 33,000円(税3,000円) |
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販売価格 | 4,400円(税400円) |
猫の関節手術と筋骨格疾患の治療方法の総てがこの一冊に!
小動物臨床医に対し、猫の整形外科症例の診断を向上させて、
それらに対する治療法の詳細な説明と治療選択肢を紹介!!
獣医内科学全書 第6版 犬と猫の疾患 全2巻
著/Stephen E. Ettinger, Edward Feldman 他298名
A4版 全2巻 2,300ページ
定価 | 132,000円(税12,000円) |
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販売価格 | 66,000円(税6,000円) |
総ページ2,300ページに及ぶ壮大なボリュームの本書は、獣医内科学の聖書とたたえられるべき本です。
獣医内科学の第一人者であるDr.Stephen EttingerとDr.Edward Feldmanによって編集されたこの本は、内科だけではなく、外科、皮膚科、眼科などの内科的アプローチのために著名な各分野の専門医によって寄稿されており、世界中の獣医師のための指針となる知識の源です。
翻訳は、馬場栄一郎先生をはじめとする、大阪府立大学の先生方による正確かつ理解しやすい翻訳で、著者の意図が明確に記されております。
犬と猫の内科学についてあらゆる知識を集約した、小動物臨床医必読の本です。
多くの日本の獣医師にも是非ご参照いただきたい推奨の1冊です。
総 論
皮膚と皮下
体つき
泌尿生殖器
胃腸
神経
循環呼吸器系
血液学/化学
中毒学
クリチカルケアー
血圧
医学と病気に関わる治療について考慮すべきこと
全身的な問題の食餌の考慮
感染症
癌
神経系
心血管系
耳、鼻、咽喉の疾患
呼吸器系疾患
消化器疾患
肝臓と膵臓の疾患
内分泌系疾患
繁殖機能
泌尿器系
血液学と免疫
犬と猫の心臓病学 第2版 -原則と臨床-
訳/作野幸孝
監/松原哲舟
4判ハードカバー 953ページ
定価 | 67,100円(税6,100円) |
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販売価格 | 7,700円(税700円) |
この本は心臓病についての集大成とも言える本です。
日々の臨床でみられる心疾患は多くが緊急性を要すため、臨床家は心疾患についての病態生理学を含めた基礎知識と、正確な治療方針をただちに確立できる多くの知識が必要です。
この本は心疾患の治療の原則と臨床に基づいた核となる方針を学ぶことができます。
心疾患は多くの治療法が確立されておりますが、そのすべては原則に基づいた心疾患のメカニズムを熟知することが重要です。
日々の臨床の手引となる本です。
CONTENTS Ⅰ.正常な心臓:心血管系の構造、機能、そして生理学 1.胎生期の発達:心臓と大血管 2.心血管系の解剖学 3.正常な心血管系の生理学 Ⅱ.心血管系の疾患がある患者の検査 4.病歴 5.身体検査 Ⅲ.診断方法 6.心電図 7.放射線学 8.心エコーとドップラー画像 9.心臓カテーテルと血管造影 10.心臓の核画像、CT、MRI Ⅳ.異常な心血管系機能と治療の原則 11.心不全の病態生理学 12.心不全の管理、処置、治療戦略および薬理学の原則 13.肺水腫 14.ショックの病態生理とモニターリング 15.ショック治療 16.不整脈の電気生理学的メカニズム 17.抗不整脈薬の病理学と薬物動態 18.犬の不整脈の診断と管理 19.猫の不整脈の診断と管理 20.ペースメーカー治療 21.心肺および脳蘇生 22失神と発作性衰弱 Ⅴ.心臓と循環の疾患 23.心血管疾患の発生 24.先天性心疾患 25.犬と猫の後天性弁膜疾患 26. 感染性心内膜炎 27.犬の心筋疾患 28.猫の心筋症 29.心臓の疾患と心臓腫瘍 30.犬のフィラリア症 31.猫のフィラリア症 Ⅵ.心臓への全身性および代謝性障害の影響 32.心血管系疾患の栄養と管理 33.全身性および代謝性疾患の心臓徴候 34.甲状腺機能亢進症とその他の抗拍出状態 35.全身性高血圧:確認と治療 Ⅶ.心血管系の病理学 36.心血管の病理学 37.心臓と大血管の剖検テクニック Ⅷ.心血管系の手術とその方法 38.麻酔と心臓 39.基本的な血管系の手術とテクニック |
アトラス 犬猫の一般手術アプローチ
Don R. Waldron
訳/坂邊恵美子
監/松原哲舟
A4判変形 400ページ
定価 | 19,250円(税1,750円) |
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販売価格 | 4,400円(税400円) |
かなり古い教科書ですが、各リンパ節切除の方法、お腹を開けての軟部外科手術は、うまくまとめられています。
例えば、避妊手術をする時に切皮する場所、脾臓摘出の方法などかなり詳しく解説してくれています。
カラーアトラス 犬と猫の外科病理学 皮膚病理学と皮膚の腫瘍
Brian Wilcok
訳/大町哲夫
A4変形判 324ページ
定価 | 33,000円(税3,000円) |
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販売価格 | 4,400円(税400円) |
CONTENTS
●標本採取法、バイオプシー法、処理法、染色法そして輸送法や検査法などを適切に記述しています。
●700図以上のカラー臨床写真を内眼的所見と組織病理学的観点から説明しています。
●ラボテストのあと、鑑別診断法や更に行うべき検査法、そしてどのようにそれを決めていくかを系統的に解説しています。
●各顕微鏡写真でハイライトとなる特徴的な診断所見を取り上げ、50以上の表と要約でキーポイントを分類しています。
●炎症性増殖性および腫瘍性の皮膚病に品種好発性などの記述も含めて、それらの病因と病理発生論を説明しています。
●各トピックスにおける文献をすぐに調べられるように広範な文献集を付けています。
本ブログでは、詳しく知りたい飼い主、獣医学生、進路や勉強に悩んでいる獣医師向けに、
出来る限り詳細に書いていますので、ぜひ他の記事もお読み下さい。
参考になれば嬉しいです。ここまでお読みいただきありがとうございました。