診察で使う英語がわからない。
犬と猫の専門用語の英語がわからない。
専門用語をまとめた教科書ってあるの?
効率よく診察で使う獣医の専門用語を勉強したい。
犬と猫の診察で使う獣医英語を勉強したい!
病気などの専門用語は、日本語でカタカナで学ぶものと、英語は共通している事が多いです。
しかし、例えば退院=dischargeなど、医療で使われる言語は特殊です。
本記事では、動物病院で犬と猫の診察で日常的に使われる用語や会話を、効率よく英語で勉強できる方法を紹介します。
犬と猫の獣医療の勉強において、英語のまま勉強することも少なくありません。
しかし、入院や退院、ダイエットなど、病名とは関係のない英語については、苦手な事が多いです。
また、動物病院には、日本が苦手な飼い主が来ることも多く、英語で診察しないといけない状況も少なくはないです。
診察でよく使う会話から、専門用語に至るまで、網羅的に勉強できる。
こんな方におすすめ
- 犬と猫の診察を英語でしてみたい
- 英語しか話せない外国人の診察をしたい
- 診察で使う専門用語の英語を勉強したい
- 英語の犬と猫の診断名を知りたい
ということがわかるので、ぜひ最後までお読みください。
私は、現在は獣医師として、主に整形外科手術を担当にして、働いています。
以前は東京大学で勤務し、学会でもアワード賞をいただきました。
その際に勉強になったおすすめの教科書をご紹介します。
詳しくは、『プロフィールや獣医師そらんの手術歴』をお読みください。
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管理者のプロフィール
こんにちは、獣医師そらあんです。 この記事を書いている私は、大学病院、専門病院、一般病院での勤務経験があり、 論文発表や学会での表彰経験もあります。 今は海外で獣医の勉強をしながら、ボーダーコリー2頭 ...
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獣医師が診察・動物病院で使う専門用語を英語で勉強する方法!おすすめ教科書ベスト4選
動物病院・診察で使う専門用語を英語で勉強する方法!
獣医が診察でよく使う言葉を英語で勉強する方法としては、
- Youtube
- Webサイト
- 教科書・本
などが考えられます。
youtubeでは海外の獣医師が診察の動画をあげていますし、
英語で犬や猫の病気を説明しているサイトには、参考になる表現や専門用語を数多く載っています。
また、教科書や本は、日本お獣医師が日本の獣医師のために書いていますので、非常にわかりやすく、
かつまとまって編集されています。
youtube
The Complete Cat Physical Exam - Sabal Chase Animal clinic - www.sabalchaseanimalclinic.com
や
VET 110 Task Obtain Thorough Patient History
のような動画が参考になります。
獣医が診察で使う英語の勉強サイト
日本獣医学会疾患名用語集
このサイトは、日本獣医学会 疾患名用語委員会が作成したものです。
この用語集に記載されている疾患名が大学教育、獣医師国家試験、学会、論文、教科書などで
標準的な疾患名として使用されることを目的にしています。
各疾患名を選択すると、病名の一覧とその英語表記が表示されます。
これで英語表記がわからない病名でもすぐに検索が可能ですし、日本獣医学会が公式に発表しているため
間違いもありません。
MINNESOTA Veterinary Anatomy
こちらはミネソタ大学が公開している、
CTやMRI画像、解剖の解説サイトです。
こちらも無料で使用できますので、画像検査や、解剖の説明をするときに重宝します。
獣医が診察で使う英語のおすすめ教科書ベスト4選
パーフェクト獣医学英語(CD-ROM付)
国際化が進む獣医療の現状を見据え、獣医師が知っておくべき
専門的な獣医学英語をわかりやすくまとめた英語テキストの決定版!
英文誌や英語の文献・未翻訳の書籍を英文で読む、海外セミナーへの参加など、獣医師が英語に触れる機会はますます増えており、最先端の情報を知るためにも英語のスキルは必要となっています。
本書は、解剖学を中心としたわかりやすい構成で、専門性の高い獣医学英語を言葉の構造から理解できる内容となっています。
視覚からも理解しやすいようイラストを多用している他、獣医学・医学英語の特徴であるラテン語、ギリシャ語との関係も掲載した実用的な一冊。
動物病院 英会話
海外でペットが病気になったら・・・。こんな症状を動物病院でなんて説明すれば・・・。これって大丈夫なの?
日本だったら気軽に病院に聞きに行けたのに・・・。
そんな飼い主さんたちの不安の声をもとにできた海外生活者必携の一冊。
海外診療経験10年以上の現役獣医師が実際に診察室で行われる会話を網羅しました。まず診察室で行われる会話の特徴や流れをわかりやすく説明しています。
そして様々な症状やシチュエーションに沿って典型的な獣医師とのやり取りを紹介しています。
すべてを暗記しなくても決まった流れや内容を前知識として知っているだけで獣医師の言っていることが理解しやすくなります。
普通の英会話本にこの内容はカバーできません。
現場の獣医師だからこそ書ける実生活での有用性・利便性を追求したお勧めの本です。
動物のお医者さんのための英会話(CD付)
獣医学だけでなく、外国で病院に行く事態に陥ったときにも使える英語が満載です。
動物の専門家として必要な基本的な専門用語も集め、内容にしたがって分類しました。
動物のお医者さんのための英会話2<各論編>
獣医学英語シリーズの2巻目です。 専門家として必要な基本用語のほか、
一般の動物のオーナーが症状の説明で使いそうな用語から、自分自身が外国で病院に行った際にも使える英単語、
言い回しが満載です。
動物のお医者さんのための英会話〈3〉各論編
1,2巻同様、獣医学を学ぶ方やペットオーナーにとって実用的な英語を多数収載しています。
ユニークなコラムも本シリ‐ズの魅力の一つです。なお本シリーズはどの巻からでも読み始められます。
まとめ
いかがだったでしょうか?
どの方法でも、英語での犬や猫の診察に役立つおすすめの方法です。
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本ブログでは、詳しく知りたい飼い主、獣医学生、進路や勉強に悩んでいる獣医師向けに、
出来る限り詳細に書いていますので、ぜひ他の記事もお読み下さい。
参考になれば嬉しいです。ここまでお読みいただきありがとうございました。