雑記

現役臨床獣医師が新卒で東京大学動物病院外科研修医を選んだ理由

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来年卒業だけど、大学病院ってどんな感じなの?

就職は大学病院の方がいいの?

病院のホームページを見たけど、どこを見たらいいのかわからない。

新卒で就職した方がいい病院ってあるの?

どうやって、一つ目の病院を決めればいいの?

何を基準に、新卒で病院を決めればいいの?

実際に、東京大学外科研修医を経験した私が選んだ理由、期待できるポイント、

また実際に働いて感じた、これを期待して入ってきたら間違いない!というポイントをまとめました。

下記のポイントを重要視する場合、価値を感じる場合、期待したい場合、求めるポイントである場合は、大学病院をおすすめします。

本記事では、新卒獣医師が悩むであろう動物病院の内、大学病院を選ぶメリットを解説します。

また、私が、就職活動をするときに必要だった情報をまとめました。

大学病院を検討する一つの参考になればいいと思います。

現役臨床獣医師が新卒で東京大学動物病院外科研修医を選んだ理由

教育

大学病院に求めるポイントまずは、教えてもらえることではないでしょうか?

大学病院と2次病院の最も大きな違いは、教育病院であるかどうかです。

特に東京大学では、教科書を書いている先生から直接教えてもらえるチャンスです。

直接教えてもらう以外にも、その技術や知識を間近で見ることができるのはすごく価値があります。

実際に、新卒の獣医師は、私もそうでしたが、何もできないに等しいです。

知識も少ないので、国家試験に受かっただけでは免許を持っているだけに過ぎません。

ここから成長していくにあたり、初めに正しい、教科書に基づいた医療を身に染み込ませるためには

大学病院ほど優れた場所はありません。

治療は基本的にはEBM:Evidence based medicineの略で、日本語では「根拠に基づく医療」と訳されるようです。

医師が経験を通じて身につけた知識や技術に、医学研究から得られた客観的証拠を組み合わせて、個々の患者にもっともふさわしい医療を行おうという取り組みを指します。

こういった治療の基礎・そもそもの考え方、思考回路を学ぶことができます。

新卒のまっさらな状態で、こう言った考えを取り込むと、今後くせになるので

財産となります。

また、研究期間でもあるので、まだ論文になっていないような治験が行われることもあります。

 

診察数

新卒に限らず、獣医師として大事なことは、いろんな病気を数多く経験することです。

つまり、同じ病気でも、典型的なものから、非典型的なものまで様々なので、診察の数がなにより大事です。

私が、大学動物病院の中でも、東京大学を選んだのは、診察数が日本1だからです。

この数の経験は、どこの病院でもできません。

自分の財産となります。

新卒の頃に数多くの診察、病気を経験することは、

今後見逃しも少なくなりますし

これ、以前経験したやつだ!となります。

同期

大学病院では、新卒を同時に何人も雇うことは稀です。

しかし、大学病院では同時に8人程度雇うこともあるので、

新卒、既卒であっても、同期が多いです。

そうなると、互いに切磋琢磨して、刺激しあったり、悩みを告白したりできます。

私が友達からよく聞くのは、一般の病院で新卒一人で入ると、閉塞感が強く、

悩みも相談できないので辞める人も多いのだとか。

意識が高い環境、人が周りにいると、非常に刺激になります。

 

勉強

同じ病院で、内科、外科、麻酔、病理などの専門の獣医から教えてもらえる、

またディスカッションができるのは非常に恵まれています。

通常の動物病院ではやはり、院長や一人の先生の意向に添うことが多いですが、

大学病院では多くの先生がいるので、いろんな先生のやり方を近くで目の当たりにできます。

また、輸血をすることもあります。

輸血犬がいる病院は大学病院以外では稀なので、そう言った経験も可能です。

外科の研修医として入っても、内科に参加することも可能です。

また、病院内でのセミナー、勉強会があるので、発表の練習も可能です。

東京大学では、2年間のうちに、学会で1回以上発表、VMCセミナーという対外向けのセミナー発表、

病院のスタッフに向けての論文紹介、症例紹介発表の機会があります。

また、研究も行われている

論文、教科書

数多くの教科書が、大学にはあります。

また、論文を読むためには、数多くの雑誌と契約しなければなりません。

そのためには、多額の費用がかかります。

しかし、大学病院のネット経由だと、ほとんどが無料で閲覧できます。

設備

近年は、CT検査やMRI検査が動物でも当たり前になってきています。

病気の診断に当たり、検査機器がないことで、そこで検査や診断、治療が止まってしまう、諦めてしまうのは非常に歯痒い思いをします。

その点、大学病院では、良い超音波検査、関節鏡検査、内視鏡検査、CT検査、MRI検査があります。

そのため、検査において、設備がネックとなることはありません。

また、業者から、発売前の新しい機械を借りて試すこともあります。

飼い主が積極的

1次病院でよく経験するのは、飼い主が費用や、高齢だからという理由で積極的な治療を諦めることがあります。

悪いことではありません。

積極的な治療が全ての飼い主、ペットにとってベストかどうかは別です。

ベターな治療法があっても良いのです。

しかし、獣医師が成長するのは、積極的な治療をする場合です。

大学病院までくる飼い主であれば、最も積極的で最新の治療をさせてもらえることが多いです。

 

まとめ

上記が私が選んだ理由と、実際に働いて学んだメリットです。

各病院の特徴は下記の記事もどうぞ!

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